「させられている旅」と「している旅」
5~6年ほど前、自分の家を建てようと思い始めてから、住宅関係の本、建築家の書いた本を随分読みました。
中でも一番読んだのが宮脇檀。今回は『旅は俗悪がいい』(中公文庫)より。
>旅をしたいときにしたいよう、気ままにできればどんなにいいだろう。
そりゃそうですよねえ。
>けれど、そんなことが私たちにできるわけがなく、現実には日々の仕事に追われ、旅はするのだがあくまで仕事でさせられているというものばかり。
それでも、職場と家との往復ばかりの僕には羨ましい話。
>そんな日常の旅を嫌がっているだけだと、人生絶望的になるばかりだから、何とかそういったさせられる旅を積極的にしている旅ふうに作り替えてしまおうというのが私の旅への姿勢なのだ。だから、新幹線ではもっぱら窓の外の風景の中から町つくりの法則を探りだし…
これって、「旅」を「人生」に入れ替えても、全くその通りのことが言えるのではないでしょうか。「させられている人生」から「している人生」へ。ちょっと元気が出てくるでしょ?
僕は電車の窓の外の風景から俳句の材料を探そうとするんだけど、なかなか見つからないんだなあ。
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