4月の園芸家
花が終わったツバキの剪定、ベランダのレタスの収穫、ホウレンソウのアブラムシ退治、夏野菜の苗を植え付けるプランターの準備…うっかりすると、すぐに時期を逃してしまいます。
>四月は、発芽の月であるばかりでなく、移植の月だ。諸君は有頂天になって、いな、夜も眠れないほどの感激と、じりじりするほどの待ち遠しさで、それがなければもう一日も生きていかれないほど、ほしくてたまらない挿木苗を農園の主人に注文する。…
そうこうしているうちに、さっそく植えなければならない挿木苗が一七〇本、いっぺんにどかっと到着する。そのときになって諸君は、庭のなかをぐるぐる見まわし、植えようにも植えまいにも、ぜんぜん場所がのこっていないことを発見する。
だから、四月の園芸家とは、干からびかかった挿木苗を手にもち、自分の庭を二十ぺんぐらいぐるぐる歩いて、どこかに一箇所ぐらい何にも植わっていない場所はないかとさがしまわる男のことだ。(カレル・チャペック著、小松太郎訳『園芸家12カ月』)
僕はこんなに愚かな「園芸家」ではありませんよ。でも、一冬かけて育てたサポナリアの苗、50本くらいあるけど、そんなに植える場所、我が家にはないなあ。
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