マクドナルドとしての学校
『〈学級〉の歴史学―自明視された空間を疑う』(柳治男著)という本を読みました。示唆に富んだ労作で、傍線ばかりになってしまいましたが、まだ自分の中で消化しきれていないという感じです。とりあえず、二箇所だけ抜き出しておきましょう。
>(日本では)村落共同体が、生産機能、生活機能、政治機能、祭祀機能をすべて包含する重層的存在であると同様、「学級」もさまざまな活動が重層的に累積した集団となったのである。こうして、学校での子どもの場所の移動がはるかに少ない「学級」が作り上げられた。移動が頻繁に行われる西洋の学校とは異なって、教室が子どもたちの定住の場になっているわが国の学校では、教室は教育と学習の空間であるばかりでなく、生活の空間にもなるのである。
>学校五日制の導入時から、「学校のスリム化」ということが強調された。しかし事態は一向に変わらない。確かに土曜日は休みになったが、平日の仕事の多さに、多くの教師は忙殺されている。チェーン・システムとしての学校におけるハードウエアの存在が、明確に認識されない限り、「学校のスリム化」が実現不可能であろう。学校が何でもやれるところだと信じている人は、多いのである。
「チェーン・システムとしての学校」については、筆者はマクドナルドのようなファースト・フードのチェーン・システムと学校の類似点を挙げながら、面白くかつ説得力のある論を展開しています。学校の機能には限界があるのに(マクドナルドはハンバーガー屋さんなのに)、ありとあらゆる事柄が学校の仕事とされてしまうのは(フランス料理のフルコースを注文してしまうのは)問題である、という筆者の指摘は、まさにその通り、と思わざるを得ません。
でも…
(次のような記事を見つけました。)
http://toshiyukikihara.cocolog-nifty.com/puppy/2005/04/post_6ef8.html
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» マクドナルドが先生に? [THINK ANY MORE]
CNN.com
教育プログラム?
今月の21日から米国の公立小学校で、マクドナルドが提供する体育プログラムがはじまった。プログラムの内容は世界各国の遊びを紹介するというもの。子供たちは、「パスポート」と呼ばれる冊子のリストをチェックしながら、グラウンドで各国の遊びを体験し、各国の文化などを学んでいくという。
評価できる?
たしかに子供たちが今までにないに画期的な教育プログラムが受けられることは喜ばし... [続きを読む]
受信: 2005.09.24 01:05



































コメント
これも是非是非読んでみたい本ですね。しかし、mfさんは一体どのくらいの読書量で、いつ読んでいるのですかね?
投稿 吉田 | 2005.04.25 23:59
コメントありがとうございます。
本を読むのは通勤の電車の中くらいですよ。
休みの日は天気がいいとすぐ外に出ちゃいますし。
投稿 mf | 2005.04.26 22:25