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2005.06.21

南木佳士名言集

随筆集『ふいに吹く風』より

反省のないものに潰瘍はない。(「記憶の回路」)

酒を飲むためには元気でなければならない。(「酒を飲む元気」)

人間生活の裏がみえすぎるために、どこかにやさしさを求めずにはおれない寂しい皮肉屋。これが表現者の実像である。(「表現者」)

不自由の足かせのない自由は本物ではない。(「一所懸命」)

 ところで、南木佳士は『ふいに吹く風』の中で何度も芥川龍之介の小説『秋』について言及しています。

高校時代には文庫で手に入るかぎりの芥川龍之介の作品を買い集めた。そして彼の最高傑作は『羅生門』でも『河童』でもなく、とても地味な『秋』という小品であると勝手に決めたりしていた。(「精神のペースメーカー」)

芥川の作品が好きで、高校までにはほとんど全作品を読んでしまった記憶がある。今でも秋になると、彼の最高傑作と思っている『秋』をゆっくり読み返してみたりする。(「淘汰される本」)

…こんなこと言われたら、今すぐにでも『秋』という小説を読んでみたくなるではないですか。
 秋まで、待てません。

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