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2005.09.15

桜木先生!

  橋本治『「わからない」という方法』(集英社新書)を読み終えました。
  ちょうど並行して読んでいた『ドラゴン桜』と言っている内容が重なることが多くて(微妙に食い違っている部分もあるけど)、何度も桜木弁護士の顔を思い浮かべてしまったのでした。

  僕がこの本から得た一番の収穫は、「わからない」の発見が「わかる」への第一歩であるという、考えてみればあたりまえのことに気づかされたことです。

「わからない」をスタート地点とすれば、「わかった」はゴールである。スタート地点とゴールを結ぶと、「道筋」が見える。「わかる」とは、実のところ、「わからない」と「わかった」の間を結ぶ道筋を、地図に書くことなのである。「わかる」ばかりを性急に求める人は、地図を見ない人である。常にガイドを求めて、「ゴールまで連れて行け」と命令する人である。その人の目的は、ただゴールにたどり着くことだけだから、いくらゴールにたどり着いても、途中の道筋がまったくわからない―だから、人に地図を書いて、自分の道筋を教えることができない。「わかった」の数ばかり集めて、しかしその実「なんにもわからない」のままでいるのは、このような人である。

  そして橋本治は「途中の道筋」においては「体を使え=身体に覚えさせろ」ということを強調するのです。
 ところで僕はこの部分を書き写しながらも、桜木弁護士が水野と矢島の二人に1年の数学の授業をさせる場面を思い出してしまうのです。水野も矢島も「途中の道筋」がわかっているから下級生に教えることができるわけですね。
  なんだかすっかり『ドラゴン桜』にハマッてしまったなあ。
  第10巻、いつ出るんだろう…

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