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2006.01.06

駅伝三昧

 この正月休みは天気もパッとせず風邪気味という事もあって、家にこもりがちで、2日3日は箱根駅伝のテレビ中継をほとんど観てしまいました。横浜駅近くまでに応援に行った年もあるのですが、やはりこれはテレビで見たほうがレース展開がよくわかって面白いですね。
 駅伝観戦が楽しかったので、本屋で『駅伝がマラソンをダメにした』(生島淳、光文社新書)を見つけたときは、迷わず買ってすぐに読んでしまいました。
 ただ走って襷を渡すだけという単純極まりないスポーツの、奥深さ・面白さを教えてくれる本です。駅伝選手は試走をするのだろうか、5区の距離を伸ばしたのはなぜだろうか、マラソンのペースメーカーって何者なんだ、といった疑問にもしっかり答えてくれています。
 それにしても、「駅伝がマラソンをダメにした」とは、購買欲をそそろうとする意図が見え見えのネーミングですが、ではいったい駅伝の抱える問題とは何なのか。

問題は駅伝の競争力が、そのまま陸上の国際的な競争力につながらないことにある。駅伝は英語でも「EKIDEN」、日本独特の種目だから、いくら駅伝で強くなっても、それがトラックや他のロードレースの結果に結びつかない。そうなると世界陸上選手権やオリンピックで、日本選手が上位に食い込むことは難しくなってしまう。…
 じゃあ、開き直って駅伝を頑張ればいいじゃないかという意見もあるだろうが、日本だけで完結していては競技力の向上は望めず、頭打ちになってしまう。

 なるほど。男子マラソンの低迷が駅伝と関係があったこともよくわかりました。また、著名な陸上部の監督が学生をどう指導したかという所も興味深く読みました。ちょっと笑ってしまったのが、選手の髪が長めか、短めかで大学を分類・比較しているところ。日テレが放送を始めて以降(87年~)では、「ロン毛派」の学校の優勝は3回しかないそうです。「選手の髪形を見て、各校の指導がどうなっているのか想像するのも、私にとっての駅伝の楽しみのひとつなのだ。」というのですから、この著者、本当に駅伝が好きなんですね。
 

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