オトナのヨロコビ
次の週末は京都に行きます。(15年ぶりくらいかなあ…)
職場の連中と名所見物して、ちょいと贅沢な旅館で飲んで騒いで帰ってくるという企画ですが、僕の場合、どうせ交通費かけて行くなら一泊じゃもったいないので安いホテルにもう一泊し、安上がりなレンタサイクルを借りてあっちこっち見て、歴史や文学のお勉強をして来よう、そのためには行く前から本を読んで予習しとかなきゃということになり、つまりは「貧乏性」と「職業病」と「読書癖」が三拍子揃ってしまったわけですから、当然の成り行きとして京都関係の本に手が伸びます。
そこで読んだのが『京都、オトナの修学旅行』(山下裕二、赤瀬川原平)。「金閣寺」や「清水寺」など、京都の超有名観光地を訪れた目利きの二人が、自分たちの目を喜ばせた物件について、ギャグを交えつつ真剣に語り合うという、愉快この上ない本です。
二人が嫌いなのは、「~と言われています」という解説。人がどう評価していようと、自分の目をたよりに自分勝手に楽しんでしまうというのが二人の流儀。
>山下 「…と言われています」とか「有名だから見てください」と言われちゃうと、自分なりの創造力がまったく働かないでしょ。
赤瀬川 創造力はいりません、と言われたみたいで。逆に「有名ですから自分の目はもういらないんでしょ」って言いたくなっちゃう。
山下 オバサマ方も、ぼくたちみたいに、ヒネクレたり、勝手なことを言いながら見てほしいですよね。
オトナの修学旅行は、それまでの人生の中で鍛えてきたオトナの目で、自分なりのヨロコビを発見する旅でありたいものです。
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