2006.03.06

京都から帰って来ました。

 慣れない京都を、自転車を乗り回したり、歩き回ったり、たっぷりと楽しんできました。
 初日は京都駅近くで自転車を借り、「銀閣寺」まで。いきなり霙に降られて寒かったけれど、LOUIS GARNEAUの自転車、なかなか快適でした。車輪が小さいのは街中を乗るのに向いていると思います。
155202 「哲学の道」にて(寒かった~)。ここはまた別の季節にゆっくり歩いてみたいところ。

 二日目、目的の「仁和寺」へ向かう途中、「山猫軒」という店で昼食(この店、お勧めです)。本棚の近くの席でスパゲティとケーキセットをいただきながら見た『LIVING WITH BOOKS』という写真集は面白かったですよ。
134911 右上にあるのが『LIVING WITH BOOKS』。我が家のリビングにもセンスよく本を並べて、落ち着いて本が読める空間にしたいものです。

145546 『徒然草』によく登場する「仁和寺」を一度見ておきたいと思っていたのです。南向きの緩い斜面に建った、明るくて広々としたお寺でした。

 三日目は『源氏物語』ゆかりの宇治へ。「平等院」とその周辺をゆっくり散策してきました。昼食の茶そば、美味でした。
125618 宇治川。こんなに流れの豊かな川だとは思っていませんでした。川の向こう側が平等院。「源氏物語ミュージアム」にも入ってしっかり「お勉強」してきましたよ。

 宇治から京都に戻って、帰りの夜行バスの時間まで、喫茶店、本屋、ラーメン屋、居酒屋という順番で暇をつぶしました。新幹線より安いからバスにしたのに、結局同じくらいの出費になってしまったかも。
 「大垣書店(烏丸三条店)」は、広いのに落ち着いた雰囲気で、静かな音楽が心地よい、最高の本屋でした。こんなのが我が家の近くにもあればいいのに。『藤森照信の特選美術館三昧』という本が欲しくなってしまいましたが、荷物が重くなるので今回は買うのは見送りました。

182139 話によく出てくる「イノダコーヒー(本店)」にも入ってみました。聞いていたとおり、僕には濃すぎる味で、最後まで飲みきるのがやっとでした。でも、一人で本を読みながら長い時間粘るにはちょうどいいかも知れません。

181732 どこの本屋にも京都関係の本がたくさん置いてありました。そんなところにも、京都の歴史の重みと奥深さを感じたのでした。

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2005.12.03

ハイクリング日記

 神奈川県内では境川自転車専用道路は人気のある コースで、僕も時々走るのですが、今日はその西側を流れる引地川沿いのコースを初めて走って来ました。

hikijigawa4 小田急桜ヶ丘駅近くから川に沿って走り始め、どんどん南下すれば最後には湘南の海に出るのですが、今日はここ、引地川親水公園まで来て引き返すことにします。

hikijigawa1  買って13年目になる愛車です。あっちこっちが錆びたり磨耗したりで、もう限界に近いような状態です。

 親水公園にはお弁当を広げたり、ごろんとして本を読んだりするのにちょうどいい場所がたくさんあります。

hikijigawa3  デイパックの中は、 地図とコーヒーの入ったポット、それから『俳句』の12月号。今日は寝転がって本を読むにはちょっと寒いけど、ベンチの上で、しばし読書です。今月号は僕好みの句が多いような気がします。

ボーナスの出たような顔してをりぬ
 埋火となりて時間の余りをり        後藤立夫

秋逝くと目を細めては森濃くす
 吐く息のうすうすと枇杷咲きそむる
 思ふときその人来たり冬霞         岡本眸

牧の柵果ては花野に入りゐたり
 どんぐりを拾つてをれば胡桃落つ      橋本美代子

hikijigawa2 ところで、僕は今まで「引地川」は「ひきちがわ」だとばかり思っていたのですが、現地に来て知ったのは、本当は「ひきじがわ」だったということです。中には「ひきぢがわ」と書いた橋もありましたが、これは仮名遣いを間違えたのか、それとも僕のように「ひきち」だと思って作ってしまった後で間違いに気がついて、仕方がないから濁点を追加したのか、わかりません。

sakaigawa2  帰りは途中からいつもの境川に出て、我が家に向かいました。朝は雨が降ったり、霰が降ったり、変な天気でしたが、夕方にはすっかり綺麗な青空になっていました。
 境川の土手にはコスモスがまだ綺麗に咲き残っていて、思わず自転車を停めてレンズを向けてしまいます。『俳句』12月号には、こんな句も載っていました。

sakaiwaga1

こすもすのをはりは草になりにけり
                       
今井杏太郎

 今度自転車で遠出をするのは、来年の春かな…

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2005.02.15

自転車的

 昨年読んだ『自転車ツーキニスト』(疋田智、知恵の森文庫)も、どこかにを引いた記憶があるなあと思ってパラパラめくってみると、やっぱり引いてありました。

自分にとっての初めての自転車を思い出してみるといい。私のは17インチの子供用の青い自転車だった。休日に親父が荷台を支え、転びながら自転車の乗り方を覚えた。幼稚園の年少組の頃だったと思う。「手を離さないでよ」と言いながら、初めてチョロチョロと走り出した時は嬉しかった。気づくと支えて走ってくれているはずの親父は、遠く後方で笑っていた。

 遠く後方で笑っている親父、というイメージがなんともブンガク的で、いいなあ。僕の場合も、最初の自転車の思い出の中には父親が出てくる。たしか、中古の自転車を買ったかもらったかして、それに父親が白っぽいペンキを塗って、かえってかっこ悪くなってしまったのが、僕の最初の自転車だったと思う。
 さて、この本で著者が一番言いたいのは、自転車は「何に負担をかけるでもなく」(つまりエコロジカルで)「自分の力で、人間の移動範囲を画期的に伸ばす。実にすばらしい」技術である、ということ。そして著者が望んでいるのは、自転車くらいの便利さ、自転車くらいの快適さが一番いいのだ、ということに人々が気がつき、「自転車的な社会」が実現することだ。

今の不景気は、ひょっとしたら「撤退」するのにちょうどいいチャンスだ。便利さ追求から少し撤退してみるのだ。そしたら、本当に必要なものが見えてくる。本来の気持ちの良さが分かってくる。

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