2006.03.22

こってり系

 先日京都に行って以来、本屋に入ってもつい京都関係の本に目が行ってしまいます。
 『やっぱり京都人だけが知っている』(入江敦彦著)という本に、「ラーメン~こってり進化論」という章があるのを見つけて、さっそく買って読んでみました。
 実は京都に行く前に、京都にはラーメン屋が多く、しかも京都のラーメンは基本的になぜかこってり味であるということを知り、こってり系ラーメンが大好きな僕としては、ぜひとも京都の代表的なラーメン屋に入りたいと思っていたのでした。
 僕が入ったのは、ガイドブックによると人気店のひとつであるという京都駅近くの「新福菜館」。
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 ご覧のとおり、いかにも濃厚な味を想像させる黒々としたスープは、京都という街のイメージとはかけ離れています。『やっぱり京都人だけが知っている』にも「京都人という人種の認識を根本的に疑ってしまいそうになる黒いスープの『新福菜館』」という記載がありますが、関西の人間には東京の蕎麦の汁はドロドロと濃すぎて食べられない、というわりに、このようにラーメンの汁が濃いのは面白い現象です。「京都は関西で唯一のラーメン文化圏の都市」ということなので、味覚に関しては関西の中でも独自の志向性を持っているということなのかもしれません。また、「一人あたりの肉の消費量も全国一」という京都らしく、チャーシューの量も多めです。
 「コッテリ濃厚」であるか、「ボリューム・アップ」かのいづれかによって、京都の日常の食はその文化を生み続けるエネルギーとなり得ているという著者の考察がどこまで当たっているかはわかりませんが、面白い考え方だとは思います。
 さてこのラーメン、実際食べてみると、油分が少ないのか、意外とさっぱりした味に感じました。それだけ普段からこってり味のラーメンに慣れっこになってしまっているということかも知れませんが…

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2006.03.06

京都から帰って来ました。

 慣れない京都を、自転車を乗り回したり、歩き回ったり、たっぷりと楽しんできました。
 初日は京都駅近くで自転車を借り、「銀閣寺」まで。いきなり霙に降られて寒かったけれど、LOUIS GARNEAUの自転車、なかなか快適でした。車輪が小さいのは街中を乗るのに向いていると思います。
155202 「哲学の道」にて(寒かった~)。ここはまた別の季節にゆっくり歩いてみたいところ。

 二日目、目的の「仁和寺」へ向かう途中、「山猫軒」という店で昼食(この店、お勧めです)。本棚の近くの席でスパゲティとケーキセットをいただきながら見た『LIVING WITH BOOKS』という写真集は面白かったですよ。
134911 右上にあるのが『LIVING WITH BOOKS』。我が家のリビングにもセンスよく本を並べて、落ち着いて本が読める空間にしたいものです。

145546 『徒然草』によく登場する「仁和寺」を一度見ておきたいと思っていたのです。南向きの緩い斜面に建った、明るくて広々としたお寺でした。

 三日目は『源氏物語』ゆかりの宇治へ。「平等院」とその周辺をゆっくり散策してきました。昼食の茶そば、美味でした。
125618 宇治川。こんなに流れの豊かな川だとは思っていませんでした。川の向こう側が平等院。「源氏物語ミュージアム」にも入ってしっかり「お勉強」してきましたよ。

 宇治から京都に戻って、帰りの夜行バスの時間まで、喫茶店、本屋、ラーメン屋、居酒屋という順番で暇をつぶしました。新幹線より安いからバスにしたのに、結局同じくらいの出費になってしまったかも。
 「大垣書店(烏丸三条店)」は、広いのに落ち着いた雰囲気で、静かな音楽が心地よい、最高の本屋でした。こんなのが我が家の近くにもあればいいのに。『藤森照信の特選美術館三昧』という本が欲しくなってしまいましたが、荷物が重くなるので今回は買うのは見送りました。

182139 話によく出てくる「イノダコーヒー(本店)」にも入ってみました。聞いていたとおり、僕には濃すぎる味で、最後まで飲みきるのがやっとでした。でも、一人で本を読みながら長い時間粘るにはちょうどいいかも知れません。

181732 どこの本屋にも京都関係の本がたくさん置いてありました。そんなところにも、京都の歴史の重みと奥深さを感じたのでした。

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2006.03.03

京都へ!

 京都へ、行って来ます!

 ザックの中には『京都「五七五」あるき』(池本健一著)を入れました。(ちょっと重いけど…)

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2006.02.25

オトナのヨロコビ

 次の週末は京都に行きます。(15年ぶりくらいかなあ…)
 職場の連中と名所見物して、ちょいと贅沢な旅館で飲んで騒いで帰ってくるという企画ですが、僕の場合、どうせ交通費かけて行くなら一泊じゃもったいないので安いホテルにもう一泊し、安上がりなレンタサイクルを借りてあっちこっち見て、歴史や文学のお勉強をして来よう、そのためには行く前から本を読んで予習しとかなきゃということになり、つまりは「貧乏性」と「職業病」と「読書癖」が三拍子揃ってしまったわけですから、当然の成り行きとして京都関係の本に手が伸びます。
 そこで読んだのが『京都、オトナの修学旅行』(山下裕二、赤瀬川原平)。「金閣寺」や「清水寺」など、京都の超有名観光地を訪れた目利きの二人が、自分たちの目を喜ばせた物件について、ギャグを交えつつ真剣に語り合うという、愉快この上ない本です。
 二人が嫌いなのは、「~と言われています」という解説。人がどう評価していようと、自分の目をたよりに自分勝手に楽しんでしまうというのが二人の流儀。

>山下 「…と言われています」とか「有名だから見てください」と言われちゃうと、自分なりの創造力がまったく働かないでしょ。
 赤瀬川 創造力はいりません、と言われたみたいで。逆に「有名ですから自分の目はもういらないんでしょ」って言いたくなっちゃう。
 山下 オバサマ方も、ぼくたちみたいに、ヒネクレたり、勝手なことを言いながら見てほしいですよね。

 オトナの修学旅行は、それまでの人生の中で鍛えてきたオトナの目で、自分なりのヨロコビを発見する旅でありたいものです。

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